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しんたろう号で奈半利を目指す

  8月24日(月)

 桂浜から高知駅に戻り、次に乗車したのは、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の
奈半利行普通列車「しんたろう号」。
 ホームに上がると、阿波池田発の普通列車が到着する。
 折返しは車両基地に回送となるようだった。
 その回送列車の発車を待つ奈半利行の車両は、窪川方の引上線で待機していた。

C0908a186
(窪川方の引上線で入線を待つ、奈半利行の車両)

 回送が発車して数分後、窪川方にゆっくり入線してくる。
 車両は、オープンデッキ付きの9640-2Sの単行。
 宝くじ号のロゴも入っていた。
 
C0908a187
(高知から乗車したごめん・なはり線直通のしんたろう号)

 必要以上に丸みを帯びた前面のデザインが独特なように感じた。
 クジラをイメージしたデザインのようだった。

 ドアが開くと同時にほぼすべての座席が埋まる。
 夏休みということで、この車両を目的に乗車している人も見受けられた。
 オープンデッキ付きの車両に乗車するのは、暖かい時に限るからなぁ...
 なお、車両の側面には、「しんたろう号」とともに運転されている「やたろう号」の
2つのキャラクターのイラストが描かれていたステッカーも貼られていた。

C0908a188
(「やたろう」と「しんたろう」)

 ちなみに、「やたろう」とは、高知県安芸市出身で三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎。
 そして、「しんたろう」とは、高知県安芸郡出身で明治時代の活動家・中岡慎太郎。
 という、郷土の偉人二人をキャラクターにしていた。


 高知駅を発車し、後免までの区間は、JR四国の線路(土讃線)を走行するため、
オープンデッキは開放されていなかった。また、時刻表上では、ワンマン列車と表記
されていたが、しっかり車掌が乗務していた。青春18きっぷの対策だろうか?


 分岐駅である後免の一つ手前、土佐大津駅で特急しまんと5号の待ち合わせ。
 数分停車し、やって来た特急しまんと5号は、短い2両編成だった。

C0908a189
(土佐大津駅に進入する特急しまんと5号)

 
 後免駅に到着すると、JR四国の乗務員から土佐くろしお鉄道の乗務員に変わる。
 そして、オープンデッキが開放される。待ってましたとばかりに、早速デッキへ。
 途中のあかおか駅辺りから土佐湾沿いを走る。

C0908a190
(オープンデッキから土佐湾を眺める。)

 オープンデッキ入口などに書かれていたが、途中の夜須駅~田野駅間には、
トンネルがあると書かれていた。前日乗車した「四万十トロッコ号」などのように
比較的ゆっくりとした速度であっても、トンネルに入ると風が強いなと感じていたが、
流石に自走式のオープンデッキ車だと...
 おもわず客室内に待避してしまった。


 なお、土佐くろしお鉄道には、各駅ごとにキャラクターが存在する。
 後免町駅は「ごめんまちこさん」、球場前駅は「球場ボール君」といった具合に...
 そのキャラクターは、アンパンマンの作者であるやなせたかし氏が描いていて、
各駅の駅名標の下などにそのイラストが掲げられていた。

C0908a191
(香我美駅・かがみみかんちゃん)

 駅にナンバリングする鉄道会社が増えてきているが、すべての駅にそれぞれの
キャラクターを決めている路線は珍しい。しかも、作者がやなせたかし氏ということで
作風も親しみあるものになっている。
 

 また、途中の安芸駅には車両基地が併設されている。
 タイガースカラーの車両も屋根付きの留置線で休んでいた。

C0908a192
(タイガースカラーの9640-10)

 安芸駅がある安芸市は、阪神タイガースのキャンプ地。
 その縁でタイガースカラーを纏っている。
 なお、キャンプを行う駅は、一つ手前の球場前駅が最寄り駅とのこと。


 そして、高知から1時間40分ほどで、終点の奈半利に到着する。
 快速列車であれば、1時間10~20分ほどで同区間を結んでいることを考えると、
比較的ゆっくりやって来たのかなと。それでも、非日常的なオープンデッキは、
結構刺激的だった。

 なお、終点の奈半利は高架上にある駅で、まだまだ先に行くのでは?といった
感じの構造だった。もっとも、国鉄時代にはこの先の室戸岬などを経由して、
徳島県の海部駅まで結ぶ路線として計画されたものの、国鉄が赤字になり、
工事を取りやめていた。
 その一部の路線を活用して開業したのが、今回乗車したごめん・なはり線と
徳島県側で開業した安佐海岸鉄道となるが、未開業の区間については、
たいして工事が行われていないようで、今後も開業する予定はないようだ。
 国鉄時代は、政治家が「我田引水」ならぬ「我田引鉄」として、ローカル線が
多数開業したものの、赤字となり次々と廃止していったが、分割民営化後に
開業したこの路線が、先述したキャラクターを各駅に決めてみたり、オープン
デッキ付きの車両を走らせたりと、何とか頑張ろうとしている姿を目の当たりにし、
これからも地元の足として頑張って欲しいなという気持ちになった。

 そんな気持ちになったところで、奈半利駅で下車した。

(つづく)

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